「こんな素人でも考えられるようなデザインに価値はない」大失敗でフラフラな話。

2016/05/02 2022/08/28

皆さん、こんにちは。まんが集客デザイナーの島良一でございます。

本日のサムネイルは久喜市にあるチタチタというアジアンカフェダイニングのランチのハンバーグです。うまいですよ。

ハンバーグ

お陰様で、最近色々な方から、お声を頂いてます。これはプロモーション（販促）活動がうまく言ってる、というわけではなく、とくにFacebookのつながりでお仕事を頂いているに過ぎません。本当に感謝であり、生かされていることを実感しました。その中で、先日大失敗したこと。そこから学んだこと。これからの方向性が新たに決まってきました。

理念と理想を胸に、初めは実績がないモニター期間として動きました。動いて初めて見えたこと、わかったこと、できることを改めてアップデートして行きたいと思います。

大失敗のお話

まずは大失敗のお話から。

詳細は書けませんが、すれ違いによる認識のズレと、こちらが提供したいサービスと、クライアントさんが期待しているものが噛み合わず、まんが集客チラシのサービスを提供することなく終わってしまいました。

「こんな素人でも考えられるようなデザインに価値はない」

このようなご意見を頂きました。

私の中では、綿密な作戦をたて、確実に効果が出るチラシをデザインしたつもりでしたが、そうは思って下さいませんでした。

自分はこう考えていた！　こう思っていた！　だからこう動いた！と私としてもさまざまな言い分がございます。

しかしながら、クライアントさんが「まんが集客チラシ」に望んいたこと、期待していたことがあり、結果としてデザインの段階でそのご期待にお答えすることが出来なかった、という事実は事実なのです。

期待していただいたこと

それでは何を期待していただいたかと申しますと、まんが集客チラシという特長あるサービスの中で、

「オリジナリティあふれる魅力的な４コマのストーリーで集客をしてほしい」と言うことです。

これが、実力不足ゆえ、できなかったということです。

初期のミーティングやメールのやりとりの中で、私は「御社が提供する商品については、４コマでストーリーを持たせるよりも、４コマを使って、４つの『購入する動機付け』させるほうが良いと思います」という提案をしました。つまり「なぜ今この商品をあなたから買わなければならないのか？」という問いへの解となることを４つ４コマにちりばめて見せるというご提案です。

今回は４コマのストーリーでは集客はできないと思いました。どんな優れたストーリーがあったとしても、それをお客さまが「購入する」という行動を喚起するような動機付けは不可能と判断したのです。

商品自体にチカラがあると思いました。ですから、ストーリーに頼るのではなく、商品自体の価値を４つのコマを使って伝えたい。４つの動機づけをしたい…そういう発想です。

それを理解していただいていると思って進めてしまったことが、今回の最大の失敗でした。

マーケティングの中で研究され、さまざまなシーンで成功し実証を出している事例にならったキャッチコピーを用いたことも、クライアントさんにとっては「どこかで見たことあるもの」に写ったのだと思います。

私としては、奇をてらい、実証もなく、裏付けもないキャッチコピーを用いるということは、博打をするようなものなのです。エンドユーザー目線で、どこまでも人にフォーカスしたキャッチコピーをと思ってます。ですので、人にフォーカスせずに、自己主張だけのオリジナリティを使うことは自己満足ゆえ、逆にクライアントさんに失礼…という考え方でした。